大学生の春休み#1 野村萬斎とミッチーは良いぞ【七つの会議】

 

 

 

毎日暇です。

 

バイトを辞めてからというものの、何やかんや忙しくて再就職先も探さずにいたら、

春休みに突入していました。

 

一日のほぼ大半を自室のベッドの上で過ごしています。

大学生という肩書が無かったらただのニートです。

 

大学の春休みは2ヶ月あります。

 

高校までは春休みといったらせいぜい2、3週間程度の短期休暇でしたが、大学の春休みはいかんせん長い。

 

周りの友人は2ヶ月間の休暇を利用して、バイトに勤しんだり、旅行に行ったり、短期留学に行ったり…。みんな意識高い。

 

 

バイトしてるだけで意識高いって思い始めてる自分ヤバい。

 

 

さて、そんなヒキニートの私ですが、2日ほど前に久しぶりに外に出て映画を観に行きました。

 

 

今流行(?)の七つの会議という映画です。

 

池井戸潤原作、野村萬斎主演のあの映画です。

 

 

野村萬斎さん演じるぐうたらリーマンが組織の悪に立ち向かう…!的な内容です。

話が進むにつれ、黒幕はやっぱお前かー…えっ!?まさかこの人が!いやお前かーい!ってどんどん変っていく展開が面白かったです。

 

無精髭を生やした野村萬斎さん、妙に色気があって良かったです。 

 

野村萬斎さんがサラリーマン役って、あまりイメージが無いのですが、さすが野村萬斎さん。上手く演じてらっしゃいましたね。

まあゴジラを演じてきた彼ですから、サラリーマン役など造作もないでしょう。

 

何目線から喋っているのでしょう私は。

 

あと、映画の中での野村萬斎さんの立ち姿が美しかったです。やはり能楽師の方だからでしょうか、能の基本姿勢である「構え」のようなスラッとした立ち姿は、他の共演者の中でも一段と目立ちますね。

 

何回か劇中で、野村萬斎さんの顔がドアップで映るのですが、野村萬斎さん、めっちゃまつ毛長い。

上まつ毛も下まつ毛もバッサバサ。 

羨ましいです。

 

あと顔が小さいよね。それに線が細い。スーツが良く似合う。

 

あの渋い声も素敵です。

やはり演技の仕方も、他の俳優陣とは違っていて、セリフの言い方とかも狂言っぽくて独特でしたね。

 

なんだろう、他の共演者は演技をしているけど、野村萬斎さんは、お芝居をしている感じ。 

 

同じ場にいるのに、野村萬斎さんだけ違う舞台で演じてるみたいでした。

 

この映画を見てからというものの、野村萬斎さんの事が頭から離れなくなり、YouTube野村萬斎と検索して、アップされている動画を見てはニヤニヤしています。

 

どうやらファンになってしまったようです。

 

 

 

主演は野村萬斎さんなのですが、この映画の中ではもう一人、主人公的な存在のサラリーマンがいます。それが及川光博(以下ミッチー)さん。

 

ミッチーは野村萬斎さんの年下上司で、気弱でなよっとしていて、いつも売上が伸ばせなくて上司の香川照之さんに怒鳴られているのですが、割と部下思いの優しい人柄という役どころでした。

 

このミッチーも、野村萬斎と共に組織の闇に立ち向かう(立ち向かわされる)のですが、

今回の映画のミッチー、とても良かった。

 

いつもミッチーがなにか演じるというと、

サイコパスな凶悪犯だったり、オネエだったり、化け猫だったりと、何かと変な役をやらされていますが、今回は至って普通のサラリーマンでした。

 

半沢直樹の時もそうでしたが、なんかミッチーが普通のサラリーマンをやると、いつかどこかで仲間を裏切るのではないかと、いつも見ていてハラハラするのですが、今回も最初から最後まで良いヤツでした。

 

池井戸作品の時だけ良い役を貰えるのですかね。ミッチーファン(ベイベー)としては嬉しいです。

 

 

この映画の見どころは、正直言って全部なんですが、何か挙げるとしたらやはり、ミッチーが吐くシーンですかね。

 

 

精神的に辛くなると吐くタイプの役らしく、

この映画の中でミッチーは二回吐きます。

 

 

割とリアルでした。音が。

 

 

そんなミッチーの迫真の演技も見どころです。

 

ちなみに香川照之さんの土下座のシーンはありません。確か。

 

あとは、脇役に使われている俳優の方々がすごく豪華でしたね。

え、この役にこの俳優さん使うの!?ていうのが何回かあります。

どちらも池井戸作品に出演したことのある方達だったかな。

 

 

 

もう一度観に行こうかなぁ。